「人間の分際」 曽野綾子 2015年
「人間の分際」 曽野綾子 2015年
遠藤周作の「沈黙」を読了後にたまたま選んだ本の著者がまたもクリスチャンの武闘派作家とは言いすぎか。発表済みエッセイなどのダイジェスト版です。200pあたりから老い、衰え、死というテーマで、ある意味では人生の後半に差し掛かっている人はおすすめかも。処世術と人としての覚悟を描いた本と言えば良いかもしれません。
心に残った話→私の感想の羅列です。
〇時々、「妹が精神病院にいます」とか「兄が刑務所に入っているので」と淡々と語ってくれる人に出会う。その人はその事実から逃げなかった。事実を受け止め、病人や老人や、社会に適応していけない性格の人を優しくかばっていこうとしている。その生き方が私の心を捉えて離さないのである。(p71)




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