聞く力 -心を開く35のヒント- 阿川佐和子2012.1.20
(ゲストのことは)資料を読んで既に知っている。でも、「知っているけど、細かくは知らないんです」となれば(言えば) 、ゲストは「じゃあ、話してあげましょう」と言う気持ちになるでしょう。(64p)
→営業では、事前に話題を調べていても知らないふりして知ってることを相手に振ることがある。
人からいい話を訊こうと思って、あかじめカッチリ、バッチリ訊くことを決めて、望んでいても、思い通りに行く事は、まずありません。予定外の結果に終わることがほとんどです。(91p)
→営業も同じで、あらかじめ仕込んだ話題で相手から話を聞く方法とこちらの準備したPRを相手に伝える2つがある。しかし、実際は筋書き通りには進まないことが多い。この本の内容と営業トーク(資料の揃え方)に類似点がある。
「もちろん私(俳優のボーガン・フリーマン)は日本語がわからない。でも、あなたが真面目に質問をしてくれているときに、私も真面目な態度を取らなければ、失礼な気がしてね「(180p)
→今どきの謝罪会見では、その目をじっと見ることにしている。目の動きは相手に大きな影響与える。営業の時に相手の目を見るようにしている。目をそらす癖のある人は決して相手に良い印象を与えないがそれに気づかない人も多い。目は動物にとって重要な意味を持つ。遭遇した野生動物の目を注視してはいけない。
「君は日本人か。日本人と僕たちエチオピア人は、とても似ているんだよ」「例えば人と目を合わせないだろう。それは、相手に敬意を示すためなんだ。特に尊敬する人をジロジロ見たりはしない。アメリカ人みたいに、人のことをじっと見るのは、僕の国では厚かましい行為なんだ。」(182p)実はネイティブアメリカンの人でも、同じ文化を持っていると知りました。「自分より年上の人と話をする時、宅配は顔を伏せ、決してその人と目を合わせてはいけないと言うしきたりがある」(182p)
→握手の文化とお辞儀の文化の違いかもしれない。相手の目ではなく、胸元あたりを注目するのは良いのかもしれない。
対談をしていて、なかなか視線の合わない人もいます。全くこちらを向いてくれないわけでなく、喋りながら、しばらくあらぬ方向に視線を向け続け、語尾の部分が近づくと「…なんですよ」「…というわけでね」と、息継ぎをするついでに、ちらりとこちらを振り返る。そういう喋り方をする方は少なくありません。(183p)急激に寂しくなるのは、こちらが話をしている最中に、視線をあちらこちらに動かす人と話をしている時です。(183p)できるだけ相手の視線より高いところから聞かないようにしなくてはならないでしょう。逆に言えば、少し下から尋ねると、なんとなく相手は「あ、この人は謙虚な人なんだな。自分に危害を加える恐れはなさそうだな」と安心し、緊張せずに話してくれるのではないでしょうか。(186p)
→野良猫に近づくときには背をかがめ、姿勢を低くして近づかないと逃げてしまいます。動物は自分より大きいもの、自分より高い視線に対して警戒心が本能として働く。車椅子を使う人とは膝をついて話をしている。
(金メダルの期待を裏切った室伏広治さんは「純粋にハンマーを追求する」という発言に対して聞き直さず次の話題に移ったことは)「次の質問に心を奪われていたな」と言うことが見えてくるのです。つまり、相手の話をちゃんと聞いていない。(215p)
→営業とよく似ている。1つのことを話しながら、次の話題やPRのことを考えている。苦手なマルチタスクが必要とされる。
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