握り飯に桜の一片
雨上がりの公園は所々ぬかるんでいた。しかし、演芸を見入る年嵩の人たちも、桜を見上げる夫婦も、弁当を囲む親子連れも、皆楽しそうだった。食事を勧めてくれる地元の人たちが差し出した桶の握り飯に桜の一片の花びらが落ちていた。(安岐ダム)
Canon EOS Kiss X3 1/200sec F10 ISO100 EV0.0 35mm WB:Sunny
Canon EOS Kiss X3 1/200sec F10 ISO100 EV-0.3 43mm WB:Cloudy
Canon EOS Kiss X3 1/200sec F11 ISO100 EV-0.3 40mm WB:Sunny
| 固定リンク
「「喰う」」カテゴリの記事
- 島に一軒の惣菜店 - 千代屋 -(2025.06.01)
- 菜の花畑へ - 長崎鼻 -(2019.03.17)
- カモミールの春 - 大神ファーム -(2018.04.30)
- 30分待ちの花壇 - はちみつ工房 -(2018.04.24)
- 静かに鮮やかに - 佐野植物公園 -(2016.04.09)
「14国東」カテゴリの記事
- 光と影の幾何学 - 国東港 -(2025.03.08)
- 鋼鉄のロボット兵 - 安岐漁港 -(2024.10.02)
- 晴天と水平線の間 - 羽田海岸 -(2024.10.01)
- 淡く黄色く覆い尽くす - 三又群生地 -(2020.03.11)
- ふかふか、鮮やか、しっとり(2015.12.15)
コメント
安岐ダム自体を知りませんでした。
もっともっと自然を満喫できる場所があるのでしょうが、観光パンフや有名どころしか目がいきません。
大分県の観光施策に誤りがあるのではと最近よく思います。関サバやからあげ、温泉だけが大分じゃないぞ!ってね。
お花見にはとても合いそうな、ちらし寿司のお握り(?)でしょうか。
手間をかけてその時のためだけに時間を使うという、裏方のご苦労があればこそのおいしさですね、色味も春らしく見えてくるのが不思議。
投稿: Junko | 2014年4月 7日 (月) 11:42
裏方は60代や70代の人たちが主役です。65歳以上の人たちの割合「高齢率」が50%を超える小規模集落(限界集落)もそこに住む人にとっては掛替えのない故郷です。自分を育ててくれた故郷を守るために清々しくもがいてます。
実は観光資源は国東半島に山ほどあります。でも、別府と違って国東半島は公共交通機関がないに等しいのです。採算が取れないのです。方向性は分かっていますが、手段にもがく訳です。
お見込みの通り、ちらし寿司のおにぎりです。味も彩りも真心も詰まったおにぎりはおいしくて私もカミさんも二個も食べてしまいました。
投稿: 末吉 | 2014年4月 7日 (月) 22:44
無責任に情報だけを垂れ流すと、昨今のネット氾濫による弊害もあるでしょうし、色々とご苦労が絶えませんね。
確かにアクセスが悪いと移動手段を持たない層には縁遠くなるのは事実です。
国東の古くからの文化は、永いこと徒歩しか手段がなかったから残っているのかもしれませんね。
投稿: Junko | 2014年4月 8日 (火) 00:23