潮騒と魚 - 聴潮閣にて -
80年以上前に作られた浴室には鯛、鯖、眼張が光で浮き上がり、その反射が浴槽の海に泳いでいた。この聴潮閣は築60年で「浜脇から青山へ」移築された。かつては潮騒を聴きながら湯船で魚たちを眺めていたか。(青山)
Canon EOS Kiss X3 1/25sec F3.5 ISO800 EV-1.0 18mm WB:fluorescent
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コメント
かつての浜脇は別府一の歓楽街で華やかだったそうですね。
聴潮閣は残っても、浜脇高等温泉はアーチと建物の縁取りだけがタイルで残されただけです。
浜脇高等温泉を壊して市営住宅を建てる市政には疑問を禁じえません。
投稿: Junko | 2013年12月22日 (日) 00:12
受付の方と少し保存について話をしました。撮る側から言えば残しておいた方がいいのですが、何を残して何を壊すかという問題は別府市民が決めるべきことで、門外漢の私が軽々にいうべき話ではないでしょう。
大分の市街地は戦中に空襲を受けて焼野原になりました。別府市は古い町並みがそのまま残っています。物事は裏表があるので利便と保存のバランスをどう取るのかが行政の、そして政治の役目だと思います。
別大国道が開通前の浜脇はかつて大分側の入り口となり、港もあって、温泉湧出量もそして遊郭もあって栄えていただけに昔を懐かしむ人は多いのではないかと感じます。個人で美術館を営み、歴史を保存することは素晴らしいと思います。
投稿: 末吉 | 2013年12月22日 (日) 08:31