「まな板の上の鯉、正論を吐く」2010年 - 堀江 貴文 -
彼は論客同士の対談を引っ張って行くタイプではない。是非は別にして、その発言は冷静で手際よく、頭がいい印象を受ける。そんな彼に以前から興味を感じていた。この本は質問と著者の回答が繰り返されるが「ズバリ、嫌いな人は誰ですか?(167p)」では、特定の話題に燃えて攻撃的になるデーブ・スペクター氏や高収入なのに貧乏人の味方みたいな物言いをする森永卓郎氏を挙げている。確かに彼らとはタイプが違う。一方で、テンションが高いジャーナリストの上杉隆を「最高に面白い」と評価しています。ここら微妙です。ローソンの新浪剛史氏や楽天の三木谷浩史氏には「体育会系」のノリを感じるようで合わないのは何となくうなずける。
「僕は自分から相手に関心を持つことはあまりなくて、基本的に受身(155p)」という姿勢は言動から感じられる。また、学生時代は頭脳は明晰だったため、つまり早熟だったため同世代との付き合いでは満足できずに大人とのやり取りに突き進んでいます。
一方で私が凡人から見ると家族に対する愛情の欠落を感じます。でも、そんな自分の内面まで本にしてしまうところが彼の良さかも知れません。TVでの彼の印象が85点ぐらいだとすれば、この本から受ける印象は75点くらいに下がってしまいました。(Bookoffで350円で購入)
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