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2011年8月10日 (水)

「日本語練習帳」 1999年 - 大野 晋 -

日本語練習帳 (岩波新書)

「日本語練習帳」 大野 晋
著者は1919年(大正8年)生まれで亡くなる90歳近くまで執筆している。この文庫本は異例の二百万部を近くを発行したが、その時すでに年齢は80歳の時だった。国語学者らしく「日本語」を冠したタイトルが圧倒的に多い。

  学者らしく単語や文の構成などを例文を出しながら、学生に講義する様に分かりやすく解説する。文を書く機会がある人には価値があると感じる。助詞の『は』の下は「一度切れ」、『が』は下の単語を「くっつける」そして「発見」がある..という。たった一文字の助詞の分かっている様で説明できない使い方を明確に示している。

 長いセンテンスへの注意を繰り返す。理解し易い文は誰にとっても有用である。仕事で報告書を作るときその「骨格」を見易くするためアンダーラインを引くことが多い。骨格はコンパクトに固まっているほど良い。時にラインを引いた後に文に散らばった骨格を一箇所にあつめる様に言葉を入れ替えることがある。すると文が分かりやすくなることを良く経験する。

 著者は「花は桜木。人は武士。何と鮮明なことか」(60p)という。(BookOffで105円で購入)

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