「容疑者Xの献身」 -東野圭吾- 2005年
高校の数学教師がまず登場する。読み進んでいても彼に対する私の評価が中々定まらない。何か居心地が悪い。ここがこの小説の面白さだろう。彼や主人公ガリレオ先生の行動や発言が読者に疑問を抱かせる。後半の謎解きのテンポと読後感が素人の私には丁度良かった。特に何度も出てくるあるシーンが気になっていたが「やはり」謎解きの重要な鍵だった。主人公は強い個性を持つ高校教師「石神」でガリレオ先生の印象は薄かった。
・2003年『オール讀物』連載/2005年8月出版(文藝春秋)
・2005年第134回直木賞
・2006年第6回本格ミステリ大賞小説部門
・2008年8月文庫化(文春文庫)/2008年10月映画化(東宝 監督 西谷弘 出演 福山雅治ほか)
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