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2009年3月19日 (木)

「ウェブ時代をゆく」0章 -梅田 望夫- 2007年

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書) ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

著者:梅田 望夫
販売元:筑摩書房
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 私のネット処世術に影響を与えている著者の「ウェブ進化論」、「ウェブ人間論」に続く三冊目を古本屋でみつけ早速買い込んだ。姜尚中が「悩む力」でも引用した福沢諭吉の「一身して二生を経る(11p)」を著者もまたも引用している。どこかの大統領ではないがいつの世も「変化(若しくは「節目」か)」という耳当りの良いそして、何か人を急かせるキーワードを使う人は多い。余談だが養老孟司が「いまの時代は年寄りが威張る..そんな時代には若い人は..年寄りがダメな世界で頑張る(13p)」という言い回しは著書「バカの壁」を通した著者の印象と大きく違っていた。「そういう人なんだ」と見直してしまった。(\350/BOOK・OFF)

「日本の研究者や大学教授で、ブログを書き、自分の論文や著作の背景にある発想や思考過程をネット上で公開し、リアルな授業を録画・録音しておいて不特定多数に向けて発信しようとしている人はほとんどいない(19p)」という日本の現実を「ウェブ進化などはまだ始まってもいない(18p)」と語っている。進化すれば誰でもウェブ上でしかも無償でその内容を手に入れることができれば、かれらの講義にカネを払う人はいなくなるかも知れない。既に百科事典はWikipediaに大きく侵食されている。マニュアル本はなくてもgoogleはピンポイントで必要な情報を探り、少々怪しくても最新の情報を瞬時にそして安価に手に入れることができる。確かにチープ革命は着実に進んでいる。私を含めブロガーが、この本から学ぶものは多い。章を追って内容を反芻したい。

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コメント

確かに、日本のweb時代はまだまだという考え方もありますが、ビジネスではもう欠かせないですね。
情報格差もあります。
必要とするひとが、正確な情報を入手し、情報を提供した人も(アフィリエイト並に低額でも)何らかの報酬を得る。
・・・・投げ銭システムっての、唱えていた人がいましたね。

もしくは利用は無料でも可能な社会的インフラを整える。
情報発信が盗用を助長するのであれば、研究者は発信を控えて、無料ではないデータベースなどにだけ発信するかもしれません。
そうして、お金がある人だけが高額な有料データベースなどで正確な情報を得るのであれば、格差はどんどん広がっていくのではないか、と思います。

・・・そういう社会的インフラの一つにならなければいけないんですけどね。

投稿: asu | 2009年3月22日 (日) 21:11

wineasuさんへ
 blogを紙面で一般に分かりやすく説明すると「日記風..」という表現に良く出くわします。この著者でさえ「日記風に書かれたホームページ(ウェブ進化論)」と表現しています。
 この表現の分かりやすさが、時として道具としてのblogの認識を間違えさせているような気がします。自分の意見を安価に即時的に世界中に広げることを可能にする道具です。そういう点では私も使いこなせているとは言えません。私もまだまだです。

投稿: 末吉 | 2009年3月22日 (日) 23:02

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