餅まき
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地下鉄(メトロ)に乗って (講談社文庫)
著者:浅田 次郎 |
読み終わると心の底に切なさが広がった。登場人物は僅か十数人で実はそのカウントの仕方が難しい。それがこの小説の核心でもある。都会の地下鉄が時代と人の接点になって、バラバラだった人間関係が最後は収斂していく。
著者は7歳年上の1951年生まれ。高卒で自衛隊への入隊後には、暴力団とかかわり、競馬で生計を立てたり婦人服販売会社を営むなど「人生経験」は積んでいる。その経験が小説の所々..いや随所で活きており、1995年に吉川英治文学新人賞を受賞する。そして2年後には「鉄道員(ぽっぽや)」で直木賞を受賞している。
直感で「映像にしたらいい」という印象(予感)通り、映画(2006年)、TV(2006年)さらにミュージカル(2000・2007年)にもなっていた。TVドラマをほとんど見ない私でも「DVDでも借りようか..」という気にさせてくれる。(BOOK・OFFにて300円で購入)
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少し前まで大分駅からふたつの地方線が住宅街の軒をかすめて走っていた。遮断機に堰き止められた学生達や大人の表情が電車から見えた。住人だった私も並んでいた。その記憶や名残の9メートル上を真新しい高架橋と電車が走る。(豊肥線・久大線)
Panasonic DMC-FZ10 WB:Cloudy ISO50 1/250sec F4.0 -0.7EV 36mm AF
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魚のつかみ取りは何度も見たことがある。だが、伊勢海老のつかみ取りばかりは初めて見た。シートで手際よく作られた仮設水槽に海老が放り込まれ、参加者の期待が膨らむ。住民30人の漁村が漁の口開けで賑わう。(間越)
Panasonic DMC-FZ10 WB:Cloudy ISO50 1/400sec F4.0 0.0EV 36mm AF
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あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書 (新潮新書) 著者:保阪 正康 |
日本史はまともに学んでいない。昭和天皇が崩御したときに不勉強をつくづく感じた。
偶然とはこんなものか。本を購入して程なく、NHKでポツダム宣言から玉音放送までの経緯が放送された。その解説者がなんと著者だった。真珠湾攻撃の2年前に生まれた著者が軍部に対しては批判的立場であることを理解して読む必要があろう。
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葛港は少し昔の生活感が残っている。店内には中華や和食が混在するお品書きが壁に張られ古株は日焼けしていた。注文すると「魚は何にしますか?」と訊かれ戸惑う。目の前には魚市場がある。「盛合せ」を注文すると店主は切り身にタレに絡ませ始める。表面だけタレが絡んだ鰤、鮪、鯵、歯鰹に玉葱と葱の刺激と香り海苔の香りを添える。(金太郎1,000円/葛港)
Panasonic DMC-FZ10 WB:AUTO ISO100 1/60 sec F2.8 0.0EV 36mm AF
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一文人形を見てから志きし餅の店へ行く。「どれにします?」と訊かれ初めて蓬の濃い緑色の餅の存在に気づいた。手伝いの女性が慣れない手つきで、紅がついた白く四角い餅をひとつ私の手の平に載せる。まだ暖かい餅のいつものへばりつきそうな食感を楽む。(浜の市)
Panasonic DMC-FZ10 WB:Cloudy ISO50 1/160sec F4.0 0.0EV 133mm AF
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○「切腹と敵討ち」
「畳の上で死ぬことを恥とした(114p)」サムライの切腹について詳細に記述されている。それは完全に儀式であり、咎人、時として身分が高い人が勤める介錯人、検死役などの数名の役人が囲む中、短刀を腹部を深く左から右へさらに上へ静かに引いたという。切腹は武士にとって名誉であり「家康は大胆にも自分の命を狙った若者の勇気を誉め、彼らに名誉ある死を許し(120p)」たが、掟により一族の男子が処刑されるためわずか八歳の末っ子まで兄を見習いながら切腹したという。ほの表現に全く誇張がないが疑問であるが、名誉を履き違え、若者が死に急ぎ切腹が増えたという。新渡戸は敗戦で山野を彷徨する山中鹿之助(幸盛)が「憂きことのなおこの上に積もれかし限りある身の力ためさん」と詠った話を引用し、「天があたえようとしているものを避ける死はまさに卑怯(123p)」と名誉の死と混同することを戒めている。さらに「自殺願望者は恐るべき早さで増殖(127p)」と懸念を示しているが、現在も国内で年間3万人が自殺している。
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店の新しさがまだ周りと完全には馴染んでいない。注文した海鮮丼を運んできた女性が本日の魚を愛想良く説明してくれた。鯛と鰤はタレに漬けたもの。生の蛸は真っ白で歯応えある。鰤の腹身、烏賊、蛸が重なり合ってご飯がみえることはない。自家製ごまだしが添えられ小鉢の卵黄とかき混ぜて食べる海鮮丼は珍しい。お品書きには「ごまだしトロロのっけ」という別名とも説明とも思える名称が載っている。(家庭旬菜なごみ800円/竹野浦河内)
Panasonic DMC-FZ10 WB:AUTO ISO100 1/60sec F3.7 0.0EV 36mm AF
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山の緑は、まだ夏の余勢で青々している。しかし、所々で赤や黄の彩りが見え始める。青かった柿が緑の葉に隠れて僅かに、そして徐々に色づく。(吉野)
Panasonic DMC-FZ10 WB:Sunny ISO50 1/100sec F2.8 0.0EV 164mm MF
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チーム・バチスタの栄光 |
たまにはミステリーも勉強と思って読んだが結構、面白い。文は比較的短く、20章に分割され楽に読めた。作者は現役の医者で、登場人物も医師、看護師そして患者ががほとんどで、話は大学病院内で進む。主人公は主流派ではない精神内科医という設定である。
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大陸性高気圧が南東方向に移動しながら西日本に晴天と乾いた風を送り込んだ。9月の陽射しはまだ強く最高気温も30度に達するが、湿度は60%を下回った。3mの北北東の風が大阪行きのフェリーの国籍旗を綿雲の中で広げる。(国際観光港)
Panasonic DMC-FZ10 WB:SunnyISO50 1/320sec F4.0 -0.3EV 36mm AF
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武士道 |
藤原正彦が著書「国家の品格」で「新渡戸の武士道は、私が幼い頃から吹き込まれてきた行動基準が同一(122p)」と言い切った。気になる本だが、武士道を西洋人に紹介しているから百年以上前の英文著書である。原著「Bushido The Soul of Japan」を読む勇気はないが書店で「読みやすい現代語新訳」と書いた本の帯に誘われた。
やはり英文を和訳した印象は残るが、言葉の難しさは別にして細かく表題が付いているお陰で仕事の合間に少しずつ読んでも理解できた。新渡戸は国内外の宗教の理解し著書を読み込んでおり、広範な知識が盛り込まれている。新渡戸は執筆した動機を法学者や米国人の妻から「宗教教育がない日本にどうして道徳が行き渡るのか」という疑問への回答としている。
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