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2007年6月18日 (月)

「食い逃げされてもバイトは雇うな」 -山田真哉-

食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉

著者:山田 真哉
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本屋を物色したとき、新書のベストセラー上位にあったので「なんとなく」買おうとした。下巻は夏になりそうである。著者は私より20歳近く若い。全体的な印象は「読みやすい」ことである。量も200ページ強に抑えている。章毎に1ページの「まとめ」がある。実用書としての機能を付加していて印象が良い。余談だがあの中央青山監査法人に務めていた。

○イントロダクション・・一応、会計関係の本だがなかなか本題には入らない。だが、読み物として面白い。「web2.0」や「宮崎五郎 第回監督作品」を例に数字の表現力を教えてくれる。「みんなが泣いた」より「9割が泣いた」という話は理系人間にとっては当然の話ではあるが、これを汎用的に使えという訳である。

コメントに続く

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コメント

○第1章「今日は渋谷で6時53分」・・こう告げられると遅刻はいない..というネタをFMの「あ、安部礼司」で使っていた。
http://www.tfm.co.jp/abe/
結局「数字は言葉の一種」ということである。「会社の2割の人が全体の仕事の8割をこなしている」という「2:8の法則」のような表現を著者は「決め付け」と称している。私も「1%の法則」を使う。「大分県の実力は全国の1%」と決め付けた。私はこれを「ものさし」と思っている。「日本の人口は1億2千万人」を「ざっくり」と称している。グラフと同様である。多すぎる情報を引き算すると本質が見えやすくなる。

○第2章「タウリン1000ミリグラムは1グラム」・・ここで後々、本題に登場する「割り算」の話が登場する。弱者は「量」より居場所を決めて「質」ということ。そう言えばイオンの講師が「進出しても勝てない地域のスーパーがある」と言っていた。

○第3章「食い逃げされてもバイトは雇うな」・・「節約はパーセンテージでなく金額」「大きな金額のものほど節約効果が大」は日頃から感じる。ここの本題は「回収コストのほうがかかるのであれば貸し倒れはあきらめる」ということである。

○第4章「決算書の見方はトランプと同じ」・・適当に選んだ銘柄から株を購入する実験で儲けてしまった話から始まる。そこで株とギャンブルに類似しているとする一方でその相違点を解説している。株は全員勝つこともあれば全員負けることもある。株は儲かる確立は分からない..その通りである。最後はいよいよ決算書の見方である。「過去との比較」これは「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」と同じ。さらに先の「割り算」が登場する。売上高利益率、そして粉飾決算などなど..
http://sueyoshi-blog.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_9311.html

○「あとがき」というか「なかがき」というか解説・・第1章でも記述されているが、「数字がうまくなるコツは"99%の意識と1%の知識”」を再度提言してします。アルキメデスが風呂で原理を発見したのも、ニュートンがリンゴを見て万有引力に気づいたのも99%の意識が成せる発想であろう。

投稿: 末吉 | 2007年6月18日 (月) 21:58

こんばんは。
この方の「女子大生会計士の事件簿」というシリーズがあります。
推理小説っぽくて、会計のこともわかって、私のような素人が読むには面白かったです。

それにしてもこの方、お若いですよね。

投稿: asu | 2007年6月24日 (日) 00:00

「高校時代は文系に属し、大学時代は日本史専攻で..予備校のバイトでは国語を教えていた」という部分が面白いですね。「女子大生会計士の事件簿」ってデビュー作の様ですね。読んだことはありませんが、この本と同じスタンスなのでしょう。
 確かに若い。だからこそあんな冒頭が書けるのでしょう。私も素人です。

投稿: 末吉 | 2007年6月25日 (月) 22:37

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