「腕白小僧がいた」 -土門拳- 2002年
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土門拳 腕白小僧がいた 著者:土門 拳 |
この写真集を買った理由は寺島実郎氏が著書『われら戦後世代の「坂の上の雲」』に小学校時代の筑豊での経験を書いていたことが頭に残っていたためである。私が生まれて間もない頃、隣県にいた小学生の寺島氏は「私の社会的思考は、子供心にも納得がいかない事象を目撃することから始まった。」という体験をしていた。小学生が教室で弁当を無心に食べる写真(177p)がある。ほとんどの生徒の視線は弁当箱に釘付けである。
しかし、良く見ると女子3人と男子1人は、なぜか絵本を一心に読んでいる。当時、筑豊には弁当を持ってこれない子がいたことは寺島氏も記述している。土門拳は「弁当を持っているこどもたちが何かのひょうしでどっと笑っても、何も関係がないかのように絶対にそちらを振り向かない(176~177p)」とコメントしている。
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