「国家の品格 」 -藤原正彦-
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国家の品格 著者:藤原 正彦 |
欧米の「論理」の限界を救済する方法として日本人が失いつつある「情緒力」を紹介している。欧米が作り上げた「自由」や「平等」が虚構であり、その一方で日本人の自然への感受性などの素晴らしさが語られている。著者は日本が目指すべきなのは稀有の感受性を持った「異常な国」だとしている。また、彼は米国コロラド大学で教鞭を執っており、かつての自分を「アメリカかぶれだった」としている。
興味を持ったのは「田園」に価値を見出していることに尽きる。田園が失われることは、日本人の情緒、文化、伝統を失うこととしている。結果として異常な国としての特異性を失い、欧米のような『普通の国』となることを恐れていることである。国家繁栄と数学と食料自給率がリンクしているということである。
「言いすぎ」「決め付け」の印象はあるが、数学と国語を教える人、小さい子供を持っている人、数学や工学を目指す理系の人・・そして私のように読書しない人が読んでおくべきか。私も「敗者への共感」「劣者への同情」「弱者への愛情」には共感する。武士道を知りたいと思った。
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コメント
コメントありがとうございました。両子にも遊びに来てください。
投稿: 両子の仁王 | 2007年1月 2日 (火) 09:01
両子の仁王さん おはようございます。
ブログ用のサーチエンジンで「地域の品格」の記事がヒットし昨日はこれしか読んでなかったんですが、他の記事も読んだら、どうやら有名な方の様ですね。それで濃いし、楽しい。「いいもの見つけた」のでリンク張ります。それとRSSもフィードします。
よろしく
投稿: すえよし | 2007年1月 2日 (火) 09:44