仮想失敗体験
○先日、ワクチンの説明を受けている時に、ふと「失敗学のすすめ」を執筆した工学院大学の畑村洋太郎教授が言う仮想失敗体験を思い出した。体内では異物をリンパ球が攻撃する。さらにマクロファージも抗原提示のシグナルを出しながら攻撃する。シグナルを受けたヘルパーT細胞がさらに攻撃する。ワクチンは死んだウイルスでヘルパーT細胞に「感染した」と勘違いさせる・・つまり仮想体験させるのだろう。
○著書では「他人の失敗経験から得た知識まで活用」としている。これを体内の仕組みに置き換え「ワクチンの接種から得た抵抗力まで活用」と置き換えることができる。仕事の成功も生命の維持も他人の失敗(ワクチン)から疑似体験することで成就する(抗体をつくる)ことが可能となる。自分の失敗だけでは成功へ道は遠い。
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