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2006年5月 7日 (日)

「判断を誤って失敗」が勉強

○友人と仕事について話した。「部下が勉強しない」とこぼしていた。職場での部下の質問では(同僚、上司の場合もあるが)「正解への最短の道を進む指導(畑村陽太郎)」を求めてくることがある。しかし、自分で文書を読む。マニュアルを読む。判断する。そしてたまに判断を誤り失敗する。その繰り返しが「勉強」になる。今、必要な部分を情報を必要でない情報の中から探す作業は重要である。「点の情報」を上司から訊くことと「面の情報」を自分で得ることには雲泥の差がある。

○しかし、部下は良い判断と信じている。これを事後評価してもらわないとならない。それを役人は「復命」と呼び、企業は「報告」と呼ぶのか。上司に提出する自己判断の評価申請である。黙ってハンコを押せばOKで、失敗だったり、情報不足なら上司から呼ばれる。口頭復命でもいいが、極力、メモでも良いから文書(ファイル)で残すべきと考える。この時重要なのが、簡潔で誰が読んでも分かる様にすることである。技術系が読んでも事務系が読んでも分かるような表現の訓練は日頃からトレーニングしておくべきである。

○余談だが随分前に異動で未経験の職務処理することとなり、これを徹底した。僅かに年下の係員に訊くのも抵抗があった。しかし、1ヶ月で挫折した。業務量が処理量を上回ってしまったからである。本筋は間違っていないがケースバイケースではある。

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