06「詠む」

2009年3月 1日 (日)

最後の斉唱 -卒業証書授与式-

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三年の 感謝反抗苦しみが 思い出へ 静かに変わる 最後の斉唱

 式は国歌斉唱、式辞、祝辞、送辞、答辞と粛々と進んだ。最後に三年前に覚えたばかりの校歌を斉唱した。「我が羽ばたきに力あれ」と終わると、「もう斉唱することはない」という感情とピアノの余韻が会場に広がり静まる。

Panasonic DMC-FZ10 ISO200 1/10sec F2.8 -0.7EV 334mm AF

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2008年3月26日 (水)

春爛漫

080325flower_bed 道端に春爛漫の花壇を作っている人がいる。合板の札が花壇に幾つか建てられ「花見れば心おちつく朝の道」と一句詠んでいる。しばし和む。(東町

Panasonic DMC-FZ10 ISO50 1/320sec F4.0 0.0EV 46mm AF

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2008年2月 2日 (土)

裏側

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雑居ビル陽に曝された裏側は湿布を貼った老婆の背中

一点の曇りもない人間関係がどれ位あるだろう。完全無欠の仕事がどれ位あるだろう。様々な問題を抱え、悩み、苦悩し、不本意な嘘をついている人もいる。でも、皆、とりあえず生活していく。苦しくても、自分を信じ、日々を楽しみ、何かに幸せを感じ、仕事に打ち込むことで人はしたたかになれる。

Panasonic DMC-FZ10 ISO75 1/60 F2.8 0.0EV AF

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2007年7月27日 (金)

習慣

070729birthday 無意識に一切れ多く焼く肉の行くべき先は巣立った娘

49回目の誕生日を迎えた。慣習により妻が私と家族を連れて外食に行く。焼肉屋に入った。焼肉奉行よろしく仕切ったが、全く無意識に四切れを金網に並べていた。思わず笑ってしまった。18年間一緒にいた長女は今年はいないことに今更気づく。習慣とは恐ろしい。

Panasonic DMC-FZ10 ISO200 1/30sec F2.8 0.0EV 106mm AF

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2007年7月19日 (木)

この国のけじめ

この国のけじめ この国のけじめ

著者:藤原 正彦
販売元:文藝春秋
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前半は「国家の品格」をそのまま引きずるエッセイが並べられている。エッセイの寄せ集めなので、同じ内容が二度三度出てくるのはありなのか。一方、後半は随分とくだけてくる。「国家の品格」から半年後の出版だがややプライベートな部分が見える。ただ、ひとつ言える事は著者の読書量が圧倒的であることである。もちろん数学者として読むべき専門書以外の本の読書量である。連が日ソ中立条約を一方的に破棄して攻め入ったことを例えている。「もっとも卑劣な火事場泥棒」と称した。この日本人の感覚は「武士道に根ざしている(60p)」らしい。後はほとんど国家の品格と重複する内容である。

続きはコメントで

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2007年4月 1日 (日)

十八の春

十八の春に引越し手伝って

居た席に何故か気配する帰路

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2006年10月29日 (日)

昔の自分が歩いている気がした

061029apu すれ違う格好口調に違和感と

昔の自分に遇う学祭

学園祭に出かけた。学内には模擬店が設営され、多くの人々が訪れていた。看板を抱え大声で呼び込む学生がいた。私に「値下げしたよ」とスナックを売りつけようとする学生がいた。奇抜な格好で平気な学生もいる。でも、その中の雑踏の何処かに四半世紀前の自分が歩いている様な気がした。(APU)1250

Panasonic DMC-FZ10 ISO50 1/800sec F5.6 -0.3EV 185mm AF

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2006年9月16日 (土)

プラットホーム

060909station 滑り込む 君の電車が 止まりかけ 視線はいつも 君のいる窓へ

いつもどおり駅まで迎えに行った。プラットホームにいくつかの電車が発着した。でも、君が乗っている電車、君がいる車両、君が座る席は,どこか何か違う気がする。明るい窓に視線が行ってしまう自分に気づく。

Panasonic DMC-FZ10 ISO200 1/5sec F2.8 -2.0EV 432mm AF

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2006年5月19日 (金)

Campanula medium

060520campanula 君がもう忘れてしまった一言で風鈴草を一年育てた

五月だが雨が良く降った。一年前に播種した風鈴草は夏に弱く次々と枯れ3株だけ残ったが、春とともに旺盛に成長し花が開いた。「風鈴」の中は雨水で水没していた。最初の花は妻に贈ろうと切り落とすと雨水が中からこぼれ落ちた。

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2006年4月13日 (木)

Daisy

060409marigold 頭では仕事にあせる雨の朝ふと雛菊が俺見上げてた

異動で思うほど仕事が進捗せず、帰宅は遅く土日出勤となる。庭の世話は後回し。出勤の朝、半年前に種を蒔いた金盞花が小さい花を付けていることに気付いた。春特有の雨と強くなった陽射しがいつの間にか大きく育てている。

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